クライミング海外旅行 大口径車輪のキャリーバッグが便利

11. キャリーバッグ

クライミングで海外遠征するなら、ギアや衣類を収納する大容量のバッグが必要になります。

ある程度、ルート整備されたゲレンデで旅行の一環として登るなら、大口径で頑丈なタイヤと伸縮性のハンドルが付いた、キャリーバッグが便利です。

街中でも未舗装のデコボコ道でもスムーズに転がるので、持ち運びしやすいです。

ロープやヘルメット、クイックドローなどギア一式を収納することを考えると、容量80リットルは必要になるはずです。

オスプレーやカリマーなど、アウトドアブランドが販売している製品がオススメです。

なお、宿泊先から岩場まで移動する際は、40リットル程度のバックパックの方が動きやすいでしょう。登山道のようなアプローチも軽快に歩くことができます。

大きさ、重さ

航空機に無料で預けられる荷物の大きさや重さは、各運航会社によって異なります。

大手キャリアなら国際線は、高さx横幅x奥行きの3辺の合計が157cm以内が基準サイズとなります。

重さは最も軽い場合、20kg以下と考えれば良いでしょう。

バッグ自体の重さを軽くするなら、ソフトケースの方が有利です。容量80〜100リットルの大きさで、3〜4kgに抑えられます。

スポートルートで使うクライミングギアはおおむね、

①60mロープ(3.6kg)②クイックドロー(1本120gx15=1.4kg)③クライミングシューズ(一足500gx2=1kg)④ハーネス(350g)⑤ヘルメット(300g)⑥カラビナ(一枚50gx5=250g)

これらに加え、⑦ATC、グリグリ⑧チョーク、チョークバッグ⑨ロープバッグ⑩スリングーなども必要です。

合計8〜9kgになるのではないでしょうか。トラッドクライミングをやるなら、さらにカムやナッツが必要になります。

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各航空会社の預け入れ手荷物基準

日本航空(JAL)のエコノミークラスの預け荷物は、2個(1個当たり23kgまで)が無料になります。サイズは荷物の縦、横、高さの3辺の和が203cm以内となっています(公式HP)。

全日空(ANA)もエコノミークラスの場合、2個(1個当たり23kgまで)が無料になります。サイズは3辺の和が158cm以内と規定されています(公式HP)。

サイズが各航空会社の基準を超えないためにも、あまり大きすぎるキャリーバッグは選ばない方が無難でしょう。

タイ航空は、預けられる荷物の個数制限はなく、重量制を導入しています。支払った運賃により、無料になる重さが決まります。エコノミークラスの許容量は20〜35kgになります(公式HP)。

LCCのエアアジアで、東京ーバンコク間を検索したところ、預け入れ手荷物の使用を事前予約した場合、片道あたりの料金は20kgが4,100円、30kgが4,700円、30kgが5,700円でした。

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オススメのバッグ

オスプレー シャトル100(30インチ)

私が最も購入したいのは、オスプレーのシャトル100です。

直径11cmの大型ホイールを備え、底にはプラスチック製のガードパーツが付いています。砂利道で転がしても簡単には壊れないでしょう。

容量が100リットルなので、数カ月にわたる遠征でも、ギア全てを持ち運びできるはずです。

ラオスのターケークなど東南アジアでも、70mロープが必要なルートが開拓されています。ロープは長いほどかさばるので収納が難しくなり、シャトルなら問題ありません。

気温が20度以下の場所に行く際の衣類は、長袖、長ズボンが基本になります。ダウンジャケットも必要になるかもしれません。衣類がかさばるなら、私はシャトル100を選びます。

キャリーバッグの欠点としては、スーツケースと同様、車輪が壊れると使い物にならなくなることです。

オスプレーなら、交換用パーツとして車輪を販売しているので、長期間に渡り使用できます。

メインコンパートメントには、南京錠を掛けられるロッカブルジッパーを採用しているので、南京錠をかけることもできます。

ホテルの部屋に置いている間、清掃スタッフなどに物を盗まれる、といったリスクを減らせます。

シャトル130とさらに大容量のモデルもありますが、航空会社によってはサイズオーバーで追加料金を取られるかもしれません。

製品名シャトル100(30インチ)
容量100リットル
価格¥51,700 (税込)
外寸縦77×横41×奥36cm
重さ3.70kg
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カリマー クラムシェル80

カリマーのクラムシェル80も、大型ホイールを備えた耐久性の高いキャリーバッグです。

何より価格が3万2千円余りと、オスプレーに比べるとコストパフォーマンスが良いです。

カリマー公式HPによると、ビジネススタイルにも合うシンプルなデザイン性が特徴です。旅行でも仕事の出張時でも使いたい、という人に適しています。

東南アジアなど暑い国なら、持ち込む衣類がTシャツ、短パンが主体になるので、十分パッキングできるはずです。

70mロープを持って行くなら、細径ロープを選び、荷物のかさを抑えた方がいいかもしれません。

ロッカブルジッパーも付いています。

クラムシェル40(容量40リットル)も用意されています。

製品名クラムシェル80
容量80リットル
価格¥32,450(税込)
外寸H70×W41×D35(31)cm
重さ4,350g

楽天市場でカリマーのクラムシェル80を見る

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EASTPAK TRANVERZ M (78リットル)

私が使っているのは、EASTPAK TRANVERZ Mです。

以前はzozotownで、3万円程度で買えたのですが、今は取り扱いがないようです。インターネットで検索すると、価格が5万円弱と大幅に値上がりしています。

アメリカでは定価180ドル、イギリスでは145ポンド(2022年11月現在)で販売されています。本来なら日本でも2万円台で売っていてもおかしくはありません。

海外旅行先で、妥当な金額で販売されているのを見かけたら購入しても良いかもしれません。私が購入したのはマレーシアで、2万5000円くらいでした。

カリマーのクラムシェル80と、ほぼ同じ容量なので、東南アジアなど暑い国でのクライミングトリップで活躍するでしょう。カリマーが4,350g超なのに対し、TRANVERZ Mは3,110gと1,200g余り軽いのが利点です。

ロッカブルジッパーもあります。

バッグを開くと、左右に同じ容量のコンパートメントがあり、ジッパーで開閉できるメッシュのファブリック生地で覆われています。

大容量の一気室に荷物を放り込む形のシャトル、クラムシェルに比べてパッキングはしやすいです。

サイズはS(42リットル)、L(121リットル)もあります。

製品名TRANVERS M
容量78リットル
価格実勢価格4万円台後半
外寸H67cm Wi35.5cm D30cm
重さ3,110g
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